ショワノート

ゲーム・趣味などの雑記帳

映画『魔女見習いをさがして』を元おジャ魔女オタクが見に行った話

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皆様こんにちは、しょわです。

さて先日、映画『魔女見習いをさがして』観に行きました!

 

映画レビューは初めてなので拙い文章ではありますが、元おジャ魔女どれみオタクである私からどのように映ったか書かせてください!

女児アニメから完全に離れてそこそこ経つ者なので、あくまで『元』であることご留意ください。記憶が曖昧…

※ネタバレあります※

 

どのぐらい『おジャ魔女どれみ』が好きだったか自分語りをする

とレビューの前におジャ魔女どれみについて語らせてください!!!!

どうでもいい方はスクロールで。

 

私はハートキャッチプリキュアが始まるもうちょっと前、確か07~08年ぐらいにどれみを視聴しどっぷりとハマってしまいました。

コミカルなドタバタ劇とシリアスな話のギャップに段々と魅了されていった覚えがあります。日曜朝から両親の離婚、死別、小学生の二次性徴、結婚詐欺…なんて出てくるのはこれからもおジャ魔女だけではないでしょうか。

遠方で当時はお金もなかったので、大泉学園のスタジオミュージアムに行く!という目標のために必死にお金を貯めていたものです。そして同人イベントがあると足しげく通っていました。(お金がなかったのであんまり行けませんでしたが)

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↑ どこで入手したか忘れたけど絵コンテと原画。絵コンテ下はドッカ~ン40話かな?

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↑ 全部おジャ魔女CD。当時はネットを使わず購入していたのでこのぐらいの量だけど、実際はこれの倍ぐらい発売されているはず

他にも当時のムック本やら資料集やらフィギュアやらいっぱいあるけど今回は割愛します。当時の関係者とも交流を持つようになり、色紙にどれみさんのフルカラー絵を描いていただいたこともありました。

 

そもそも『おジャ魔女どれみ』ってどんな作品?

1999年から4年間放送された本編と、映画2本、OVA1本からなる魔法少女アニメ。

主人公「春風どれみ」は魔法堂の主・マジョリカを魔女を見破ったために魔女ガエルの呪いにかけられてしまう。それを解くために魔女見習いになり、また古くからの友人・藤原はづきや大阪からの転校生・妹尾あいこを巻き込んでゆく…というもの。

小学校3年生から物語はスタートし、1期中盤でライバル魔女見習い・瀬川おんぷの登場。4年生の2期『♯(しゃ~ぷっ)』では強力な魔法を持つ魔女の赤ちゃん・ハナちゃん誕生に出会い母となり、5年生の3期『も~っと!』で帰国子女の魔女見習い・飛鳥ももこ加入。6年生の4期『ドッカ~ン!』ではハナちゃんが魔法を暴走させ小学校6年生となり登場します。そして3期の設定で本編では語られなかったストーリーを補完したOVA『ナ・イ・ショ』となります。

 

魔女見習いのストーリーではあるものの話の中軸は小学校。4年間2クラス分の登場キャラ全員にキャラ付け、またほとんどの生徒1人1人が主役になる回があるのです。加納のり子ちゃんのことは忘れて

 どれみたちは魔法は使えるけどもあくまでも補助的なもの。困っている人たちに手を差し伸べ話を聞き、そして背中をポンと押してくれるのです。そんなどれみを見てファンはいつしか彼女が聖母のようにみえてくるのです… そして敬愛を込めて「どれみさん」と呼ぶようになってゆくのでした…

魔法を使わなくたって一歩前に進むことはできる。4年間の放送をDVDを借り通してみた私はもう感激感涙でした。

 

 本当はもっと書きたいのですが本文が始まらなさそうなので割愛します。

 

いざ映画『魔女見習いをさがして』を鑑賞!

5年ぶりぐらいに映画館行ったのでドキドキしました…最後に見に行ったのはバケモノの子だっけ…

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あらすじ

教員志望でありながらも、自信をなくして進路に戸惑う大学生・長瀬ソラ―名古屋

望んだ仕事についたものの、職場になじめず葛藤する帰国子女の会社員・吉月ミレ―東京

夢に向けて進学費用を貯めるも、ダメ彼氏に振り回されるフリーター・川谷レイカ尾道

 

年齢も性格も住んでいる場所も…なにもかもが違う三人。

しかも、それぞれ思い描く未来が見えず、人生に絶賛迷い中!

そんな彼女たちを引き合わせたのは“おジャ魔女どれみ”!?

 

かつて魔女見習いたちが集っていたMAHO堂―鎌倉にある洋館での

運命的な出会いをきっかけに、三人は飛騨高山・京都・奈良と

おジャ魔女どれみ」ゆかりの地を巡る旅へ!

 

笑って泣いて支え合って、かけがえのない時間を過ごした三人は改めて気づく、

いつもどれみたちがそばにいてくれたことに。

そして魔女見習いたちに背中を押され、踏み出した先に、

素敵な世界が広がっていた―

 

監督:佐藤順一 鎌谷 悠

脚本:栗山 緑

キャラクターデザイン・総作画監督馬越嘉彦

作画監督:中村章子 佐藤雅将 馬場充子 石野聡 西位輝実 浦上貴之

アニメーション制作:東映アニメーション

あ…もう制作陣の時点で おジャ魔女オタクを殺しにきてますわね…

いざ鎌倉!(MAHO堂のモデルの洋館があると映画内でいわれていた場所)


タイトルに『おジャ魔女どれみ』と冠しない理由がよく分かる、これは我々の物語

一言で言い表すならば上記のまんま、まるでおジャ魔女ファンである我々を見ているような不思議な物語だなという印象。

まず主人公たちが住む世界は、おジャ魔女どれみが「アニメ」と認知されている世界。あくまでもどれみ達は劇中劇。最初あらすじを読んだときにはどれみ達の世界と交わるのかな?とも思ったけどそういう訳でもなく…ここは賛否分かれる部分かもしれないですね。

冒頭、たんぽぽの綿毛が風にあおられ飛んで行き、今回の主人公 ソラ・ミレ・レイカの近くへやって来て…もう私は開幕早々感涙しそうに。なんせの演出、どれみ1話と一緒なんですもの… 元々この演出は、私の記憶だと確か東映オリジナル作品前作である「とんがり帽子のメモル」からの継承という意味が込められているんですよね。2020年現在でも脈々と受け継がれている精神を感じました。

MAHO堂のモデルになったと言われる洋館で偶然であった3人は、聖地巡礼をするために後日飛騨高山へと向かいます。

またニッチなところへ向かいましたね…!3期の映画版で出てきた場所で、本編追うだけじゃ分からない部分じゃん!と突っ込みたくなる自分。この『も~っと!おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ』。映画とはいえ当時は同時上映作品であり、30分もない作品ではありますが、じっとりとしたシリアスさが相まって素敵な作品です。どれみさんがカッコいい…!機会があれば是非。

www.amazon.co.jp (非アフィリンクです)

 話が脱線してしまいましたが戻して…飛騨高山で観光していた一行。ところがミレとレイカはある理由で喧嘩をし、レイカは通信を絶ち1人尾道へと帰ってしまいます。私的にここはちょっとなーと思った部分。結局はミレが尾道まで謝りに行くのだけども、別にミレ悪いことしていないような…。

でも私は悪くないから謝らない、そうなってはなかなか仲直りはできないもの。本当に仲直りしたいのならば、原因は二の次にして謝らないといけないものなのかもしれませんね…。ミレが謝りに行こうと意を決した理由が♯の『どれみとはづきの大げんか』回だったのが個人的には◎。日常回唯一のぽっぷのマジカルステージ…!

この一件で3人はさらに絆を深め、それぞれ自分の目標を見出して行きます。ソラの試験後にどれみ京都修学旅行の聖地巡礼をするところも、修学旅行編になぞらえて展開するのがなかなか良きでした。(個人的には清水寺音羽の滝でダーリン!ステーキ!お金!やって欲しかった)

旅行から戻ったあと、ミレのある夢を叶えるために再度鎌倉の洋館へやってきた3人。その奥の部屋でみたものとは…ここで話はエンディングへ。最後みたものはなんだったんでしょうね?もしかしたらあの世界にも魔法があるのかも?

エンディングの曲が泣かせると噂には聞いていたのですが、私はそのもうちょっと手前に「わたしのつばさ」が流れた時点でもうダメでした。そしてエンディングにあの曲を持ってくるとは…

 

総評

ストーリーとしては伏線も回収されていて、とても面白かったです。

でも!やっぱり!!!!!!!

私としては!!!『どれみ』の新作がみたい!!!!!

OVAのナイショみたいな…そういうをみたいんだ…!!!!!!!

個人的には、事あることに酒・酒・酒!なのもどうかなと。子供向けであるどれみの系譜作品でそういうのを観たいわけじゃあないし… 実際におジャ魔女ファンの界隈で恋愛沙汰なども聞いたことあるので、まるで過去の自分をみているような小っ恥ずかしい気持ちになりました。

でも、声優陣はとても素晴らしかったですね。特に川谷レイカ役をしていたももいろクローバーZ百田夏菜子さん!ももちゃんみたいなあどけないアテレコ、アイドルとは思えない演技っぷりでした!他のキャストの方も素敵でした!

どれみメンバー達も当時と変わってない声で安心しました。ハナちゃんの新規ボイスがなかったのが残念。他の登場キャラクターも小竹君や玉木ちゃんの中の人などなど、当時のメンバー盛りだくさんなのが良かった!!!大和屋先生なんで声優やってんスカ…

 

『魔女見習いをさがして』パンフレットに春風どれみ役である千葉千恵巳さんのインタビューに、このように書いていました。

「環境も、年齢も違う子たちが、自分が好きだったものでつながる」というのはすごく面白いし、斬新だと感じましたね。きっと本作は、「おジャ魔女どれみ」としてではなく、そこから派生した新たなストーリーとして観ていただいたほうが面白いと思います。(一部抜粋)

拙い文章ではありましたが、この言葉で記事を締めさせていただきます。次なにか書きたいときはもうちょっと端的に書きます!!!