皆様こんにちは。しょわ(@jointpenalty)です。
さて『メイプルストーリー2』というゲームをご存知でしょうか。
往年の名作『メイプルストーリー』の系譜を次ぐ作品として韓国では2016年、日本では2019年5月にリリースされました。日本は残念ながら1年でサービス終了となってしまったのですが…
このゲームには、他のMMORPGには類をみない特徴がありました。
『みんなでつくるRPG』というキャッチコピー通り、ハウジングやコスチュームにおいて最高の自由度を誇ったのです!
このゲームをリリース初日からサービス終了日まで遊び尽くした者のひとりとして、どのようなゲームだったのか書き記したいと思います。
メイプルストーリー2とは
有名な『メイプルストーリー』とは別の世界線という設定で、1と似たようなキャラクターは出てきますが別人となります。
1とは違い立体ブロックでできた世界で、斜め見下ろし型のMMORPGです。プレイヤーはメイプルワールドを旅する冒険者となり、3頭身ほどのかわいいキャラクターを操作し探検していきます。
ツイッターをみている人ならば、かつてバズったツイート『荒らし行為をしたら晒し者にされながら草むしりをさせられるゲーム』としてみたことある方もいるのではないでしょうか。
もうこれだけで、メイプル2やりたいんだけど pic.twitter.com/H0o88gIKef
— 🐱Necopanda🐼@📦🦊🦌🐧 (@necopanda_game) 2019年5月27日
(これが適用された人がホントに居たのかは知らないけど)
公式のトレイラームービー
そんなゲームの機能をピックアップしながらご紹介していきます。
UGC
このゲームの代表的な機能ともいえるUGC。メニュー画面にある「メイプル工房」より、型紙に沿って自分で好きなデザインの衣服をつくれるという機能です。
作成には多くのものは課金コインが必要ですが、Tシャツはゲーム内通貨で作成可能。
元々はデザインを販売する機能もあったそうですが、それは日本には輸入されませんでした。仕方ないね…
服やズボンだけでなく、靴や手袋やリュック、またお面と言った顔まで造形でき頭から爪先までオリジナルデザインになることもできたんです。
この機能を用いて世界に一つだけの衣装を作ったり、ファッションコンテストが開かれたりしていました。
またUGCはの凄いところは衣装だけではなく、建築素材も制作可能なのです・・・!それは次項目にて。
ハウジング
ハウジングがなんと、ゲームスタートからすぐ利用可能!25×25×15まで部屋の無料拡張が可能!!しかも数百種類のブロックが無課金で使用できる!!!(一部動くインテリアや水ブロックなどは課金)
幅広い建築ができるMMO史上最高自由度のハウジングだと私は思っています。
5つまで建築データは保存可能で、家だけでなくコンサート会場やゲーム会場など様々なものが造られました。
また室内での機能も充実しており、ボールだけでなくアンケート、各マップや家の指定した位置に飛べるポータル、プログラミング機能、etc…ホントにむちゃくちゃ充実していました。
また先述したUGCでの建築素材も作成可能であったため豪華な会場等もたくさん造られました。
UGCで作成可能な建築パーツはブロックや旗など。うまく組み合わせることで私は野球盤の点数板や、ギルドの旗などを作成しました。人によっては床や壁すべてをUGCで作り世界観を創造している人もいました。みんなすごい…
また制作できるのは自分のハウジングだけに留まらず、街やフィールドの土地の一部を買い取ることもできました。
この多機能性を用いて連日演奏会や、人狼といったTRPGなどが開催されていて私も楽しませてもらいました。
音楽
楽譜を購入し、手持ちの楽器で演奏する機能も備わってました。
既存の楽譜を演奏するもよし、好きな楽譜を制作し演奏するもよし!
楽器はごく一部を除き課金でしたが、空の楽譜はゲーム内通貨で購入できました。
最大10人まで合奏することができたので楽器の選択肢も多く、演奏メインのギルドもできるほど。
演奏動画をあげたいところですが著作権もあるのでここでは割愛します。
戦闘
4~10人でID(インスタンスダンジョン)やレイドを攻略。フィールドにも敵はいますがほとんどがIDやレイドが中心でした。
フィールドボスや定時時間開催のPvP等があり、フィールドボスは結構賑わっていました。PvPはバルボサの宝島(陣取りゲームのようなもの)が好きだったけどほとんど人が居なかった…
GvGは戦闘ではなくダンス対決!指定された人数が乗ったマスをいくつ確保できるかの心理戦です。これは負けても楽しいし、相手ギルドとの駆け引きも楽しい。
まとめ
上のように書くととても面白いゲームのように聞こえるのですが、プレイしていた身としては結構大変でして…
アップデートはほとんど戦闘モノと課金アバターガチャ、しかも目まぐるしい勢いで新規レイドが実装され…戦闘もきっちりやっていた自分としては常に追われるような状況でした。また全てきちんとやると物凄く時間がかかる採集採掘や、1回40周がセットのインスタンスダンジョンを週3回などなど、目まぐるしいものが目白押しで非常に疲れました…
あとどうしても開発のお国柄事情なのでしょうか。やたらとPvPを推してくる部分があって、メインクエストで通る部分がPvPエリアで待ち伏せPKされたりと、ただクエストをやりたいだけなのに…というストレスもありました。(※あくまでも執筆者個人の感想です。)
それでもメイプル2を愛する人達が多いのは、『みんなでつくるRPG』を『みんながつくった』からじゃないかなと。サービス終了に近づくにつれ、毎日いくつもの場所で演奏会やゲームが開かれている。ユーザーが創ったものに直接触れて楽しむ体験はこのゲームじゃないと味わえないと思います。
メイプル2を愛する人のひとりとして、サービス終了1周年にむけてなにか形にできないかと思い今回記事にしました。
今回の記事は、各ハウジングやイベント主催者に確認をとり掲載させていただきました。掲載にご快諾いただきありがとうございます!
『メイプルストーリー2』よ、永遠なれ!
(追記2022/5:サービス終了2周年なので少し加筆修正してみました。あと誤ってこの記事に自らはてなスターを沢山付けてしまいました。恥ずかしい・・・)
(追記2023/6:当記事は実は数ヶ月おきに地道に更新し続けております。もし付け加えてほしい項目等ありましたらお待ちしております。)