ショワノート

ゲーム・趣味などの雑記帳

『百英雄伝』をプレイし始めるのが怖い

しょわ(@jointpanalty)です。

ついに、ついに4/23に『百英雄伝』が発売されました。本当に来てしまったか・・・

 

正直プレイし始めるのが怖いです。だって村山吉隆先生の遺作なんですもん。夢にまで見た村山氏脚本の『幻想水滸伝』の精神的後継作。これをついにプレイできるというのがとっても嬉しい反面、最初で最後なのが本当につらい。

 

プレイする前に記事を書くのははじめてなんですけど、そんな想いを載せようと思います。

発売日から少し過ぎてしまいましたが・・・

 

 

まずは『幻想水滸伝』の話から。筆者と幻水との馴れ初めのお話なので飛ばしてもらっても大丈夫です。

私の隣で母が幻水2をプレイしていたのが出会いです。横で見ていると本当に面白くて、ミニゲームなどを時々させて貰っていました。当時幼かった私は母と一緒に同人誌即売会に行き薄い本(もちろん全年齢)を買ってもらい絵本代わりに読んでいました。

今思えば英才教育だなぁ・・・・

それから月日が経ち、自分でプレイできるような年齢になると幻水の世界ってこんなにも面白いのかと感動しました。1は結構うろ覚えなのでリマスター版を早くやりたいですね。百英雄伝が来る前の予習としてやりたかったのになあ。

幻想水滸伝シリーズは、PS1の限られた容量の中なのにも関わらず大勢の人がそこに息づいている雰囲気が好きでした。その人が何を考え、どう動いていくか。戦争モノなので辛いことが多いけれども、その中に楽しい部分もあるバランスがとても良くて。特に本拠地を手に入れてからはとても楽しかったです。

幻水についてはめちゃくちゃ語りたい事がありますが、本題ではないのでこれぐらいにしておきます。

 

このころのRPGが一番好みだったな・・・とか懐古心に揺れながら、最新のゲームに触れたり往年の名作のリマスター版を買ったりして過ごしていました。

そしたら『百英雄伝』という新作を幻想水滸伝のメンバーがクラウドファンティングで創るというじゃないですか。その手があったか!と。

幻想水滸伝』は村山氏の手では作れないけれども、精神的後継作なら作ることができる。それを見たときはもう高揚感MAXでしたね。はした金ですが応援させて頂きました。

あの当時に『幻想水滸伝』として作るというとやはり3Dキャラで作るしか無かったと思うんです。今のいろんな形のゲームがある世界だからこそドット絵の少し懐かしい雰囲気のするゲームが作れ、そして応援してくれる人たちが寄付してくれる形ができたのだと思います。と思えば『百英雄伝』で良かったなあ。

 

この形で製作するっていうのは日本のゲーム業界においてはかなり革新的だったのではないかと思います。(世界的には分からないですが)

ワイルドアームズ』シリーズを製作した金子彰史氏が『アームドファンタジア』をクラウドファンティングで発表したのも百英雄伝の存在が大きいでしょうし。勿論こちらも寄付させて頂きました!

大人の事情で続きが作れなくなったシリーズが、精神的後継作としてどんどん復活して欲しいですね。簡単にファンが応援できる良い時代になりました。

 

少し話が脱線しました。『百英雄伝』がリリースされる前に『百英雄伝Rising』という前日譚が発表されていますが、こちらも発売当初にプレイし記事にしました。

『百英雄伝Rising』完走したから感想かくよ - ショワノート

こちらも面白かったのですが、惜しむのはプレイしたのは2年も前なのでもうあんまり記憶に残ってない点。Risingメンバーが本編参戦してきても「あーあそこはそういう繋がりだったのか!」という感動が半減してしまいそう・・・!

『百英雄伝Rising』作中の武器名や特産品名が受け継がれるらしいので、2年ぶりに起動してみたら名前がまあ悲惨でした。特産品名だけは固有名詞っぽく変更しときました。

個人的にはボール丸がお気に入り

『百英雄伝』本編リリースをとても楽しみにしていたのですが、製作も大詰めであろうときに村山吉隆氏がお亡くなりになりました。もう先生が作る世界が見れないのかと思うと本当にショックで・・・一番辛かったのは作品に携わった人たちでしょう。

もし健在であれば百英雄伝2が作られて今回出なかったキャラクターの出身地が登場するのかな、とか・・・

ゲーム製作会社を立ち上げたプロジェクトですし、残されたメンバーで創るストーリーがあるのならば見てみたい。オールラーン大陸の別の地域も覗いてみたい。

リリース直前にクラウドファンティングでゴタつきがあったのもこの関係があったんでしょうね。

まずは製作者の方々本当にお疲れさまでした。まだバグ修正の作業、DLC3本とやることは山積みだとは思いますが、確かに作品と心意気は受け取りました。

あの頃は母のゲームを横で見るしかありませんでしたが、今回は母と一緒に共有しながら遊べます。『幻想水滸伝』を遊んだもうあの頃のワクワクは今回が最初で最後と思うと辛いですが、その分噛み締めて世界を味わいたいです。あえてβテストは参加せず過剰な情報収集もしていないので新鮮な気持ちで遊びたいですね。

 

ここまで『幻想水滸伝』と『百英雄伝』を並べながら想いを語りましたが、あくまで別作品だと個人的には考えています。比較もするとは思いますが、あくまで新規IP作品としてプレイして行きたいです。

それでは、オールラーン大陸に行ってきます!