ショワノート

ゲーム・趣味などの雑記帳

知識0からオリジナル可動フィギュアをつくる② 塗装編

更新をすっかり忘れていましたしょわ(@jointpenalty)です。

今回はねんどろいど頭部の塗装編になります。元々フィギュア制作や塗装などには一切触れてこなかったので、初めてフィギュアに塗装した人の備忘録+失敗談として見てもらえたら幸いです。

なおこれ行ったのは2年前なのでだいぶ忘れています…

 

 

 

 

用意したもの

一部撮り忘れていますがとりあえず…順番に説明していくと、

 

①塗装クリップ ②塗装ベース

塗装したいパーツをクリップに挟み、塗装したり乾かしたりする道具です。上の写真のようにして使います。

一緒に横に映したいがために一時的に他の商品の上に…すいません

これはキレイに乾かすのを考えても必須レベルだと感じました。あといかにも塗装している!って気分になれます。

塗装クリップは自作やフィギュア屋で購入する手段もありますが、一番手っ取り早いのは100均。ダイソーに置いてあるなんて便利な世の中だなぁ…

なので塗装クリップはこちらで購入。塗装ベースは余ってた猫の爪とぎを切ったものを使用しました。

 

③塗料

AT-11 アイスグリーン ガイアノーツ 塗料

今回使用したのはガイアノーツのラッカー塗料、色はアイスグリーン。理由は一番キャラクターの髪色に近そうだったからです。

ラッカー塗料は発色がよく乾燥も早く、また剥がれにくいのですが揮発性が高いシンナーが使われているため、かなりシンナー臭がします。

なのでかならず換気を行い、マスクを着用しましょう。

 

また「ラッカー塗料」の他に、「水性アクリル塗料」「エナメル塗料」などの種類が存在します。

塗料には相性があり、別の塗料を混ぜ合わせると分離したり、塗り重ねると下に塗っていたものが溶けたりする場合があります。ちゃんと確認してから購入しましょう。

そして、その確認を怠った結果が次の④でございます…

 

④間違えて購入したもの

遠州屋】 タミヤカラー (X-20A) アクリル塗料溶剤 徳用ビン 46ml タミヤ模型 (市)♪.の通販はau PAY マーケット -  ホビーショップ遠州屋

はい、こちらなんですけどね…

フィギュア塗料大手タミヤカラーのアクリル溶剤X-20Aでございます。

上の文章を読んでくれた方なら分かると思うのですがこちら、「水性アクリル塗料」なんですよ…

うすめ液として使おうとした結果、見事に分離してしまいました(´・ω・`)

ちなみにこの商品はうすめ液の他、筆を洗浄するなどにも使えるなかなか有能な商品らしいです(結局未使用なのでよくわかっていない)

 

どの塗料がどのような相性があるのか、またどの系統なのかは詳しく書いてあるサイトが沢山あるので、一度調べてみた上で購入しましょう。

 

⑤筆

一緒に購入したタミヤカラーの筆です。

上記の溶剤で筆についた塗料を取りながら使用しようとおもったのですが、結局使えなかったのと、どうしてもラッカー系の溶剤って少量でも250mlぐらいからしか置いていなくて困ったんですよね。どのみち今回のフィギュア塗装以外に使うことはないし、シンナーをそのまま部屋に放置したくないし…でもそのまま放っておくとすぐ筆は固まるし…

 

結局1回1回筆を使い捨てることにしました。タミヤカラー製の意味ないじゃん!(そんなに高くないけど)

なので私のように今回のフィギュア以外にラッカー塗料使用しないとという人は、100均の1袋に4~5本入っている筆を買うことをオススメします。

 

つや消しスプレー

あと撮り忘れていたかなりお世話になったGSIクレオスのつや消しスプレー。

なんでもマットにしてくれる優れものです。頭髪の他、プリントされた顔部分だけ光沢が強かったねんどろいどのオリジナルフェイスにも使用しました。また影色やハイライトを付けるときにも使用。これについては後述します。

 

着色前にひと手間

着色前に一度、塗装するパーツを中性洗剤で洗いましょう

これはフィギュアの表面に付いた汚れや油分により、塗料がうまく乗らなかったり剥げてしまったりすることを防ぐためだそうです。

中性洗剤で洗って拭いて、しばらくそのまま乾燥させておくとOKです。

 

いざ着色

着色前にラッカー塗料を棒を使って底からかき混ぜたら(自分は割り箸を使った)、あとは筆を使ってベタ塗りします。

 

溶剤の種類間違えたと気づいてこっそり画面から撤退

エアスプレー無しでもなかなかきれいに塗れました。

このあと2回ほど重ね塗りしたのですが、これは不要そうでした。実際執筆時点である塗装2年後でもどこも剥げていません。もし重ね塗りするのであれば2回ぐらいで良さそう。

 

着色完成!ただこの時点だと結構テカっていますね。

 

影とハイライトを塗る

つや消しスプレーを吹きかけた後がこちら。

なぜか色が全然違うように見えますけど光の加減なんで気にしないでください。

色はさておき、筆塗り跡の凹凸がキレイに隠れています。かなり雰囲気も変わって、元のパーツのようなマット感が現れています。

ここからパステルを用いて影を付けていきます。

 

使用したもの

…と全部ダイソーで買ったものの正直パステル18色セット以外使いませんでした。

スポンジやすりはフィギュアの形状にフィットして使いやすいので、気になる凹凸用に購入しても良いかも。

自分は家にあったので購入しませんでしたが、先の尖っている綿棒を用意しておきましょう。

 

パステルで色塗り

まずは影色着色から。ついでに元々持っていたパステルセット(写真下)も用いています。

方法としては簡単で、①カッターでパステルを削って粉にする ②削ったのを綿棒を用いて押し付けるように塗る ③つや消しスプレーを吹きかけるという手段を取っていきます。

最初は購入したメイク筆を使ってみようと思っていたのですが、うまく色がつかず結局この形になりました。つや消しスプレーの細かい凹凸に塗り付けるような形です。

どうしても1回のパステル着色では色が薄いので、何度か②③を繰り返し行います。

 

まずは影色を着色。写真じゃわかりにくいですが、頭頂部や横髪にほんのり色が付いています。

←影を付ける前  影を付けた後→

元のキャラクターにあわせて、ハイライトは黄色を選択。最後につや消しスプレーを吹きかけて完成です。

こっちが本来の色味に近い写真。

だいぶ理想の色味になったのでは!?とご満悦。

 

ついでにねんどろいどフェイスの方も、つや消しスプレー綿棒での黒色刷り込み再度つや消しスプレーで鼻部分の影を作りました。

 

髪の塗装完成!

改めて写真をみてみると、塗装したところにいくつか小さなヒビが入っていますね。今までまったく気になりませんでしたが…

写真では頭がちゃんとハマってないのはご愛嬌

まったくの初心者でも、自分が思っていた以上の塗装ができてびっくりしました。この方法だと絵の具とつや消しスプレーさえ用意すればあとは100均で揃えられるので、初心者でも簡単にフィギュアの塗装にとりかかれるのではないでしょうか。

 

 

今回はここまで。次回はようやく髪パーツぽっきり折れたよ大事件編に突入します。